朝、急に“いのち”ってなんだろうと思った。“いのち”は目に見えない、さわれない。神も見えない、さわれない。よく神は“息”だと言う、“風”だと言う。見えないが、さわれないが感じられる。“いのち”も感じられる。
すべて生きとし生けるもの、“いのち”が去ると“もの”になってしまう。それも確固としてそこに存在するような“もの”ではなく、刻々と変化してゆく“もの”だ。
ひとたび“いのち”が去ると今まで歩けた、話せた、いろいろなことが出来た存在が、全く動かなくなり、刻々と変化してゆく“もの”となってしまう。
今まで見えていた存在としてそこにあった“いのち”は、“もの”から離れると神の見えない世界で、あらゆる枠を超えた存在として、永遠に“いのち”としていき続けているのかな?
“いのち”とは神そのものなのではないか?すべての生命体には神がそこに、その生命体と共に居てくださっているのだ、と思った。生命体の一つ一つとはすごい“もの”なのだと、新たに、気づかされた?すごいことだな。