この頃死後の世界についてよく考えるようになった。
何となくブラックホールのようなものがあって、そこへみな吸い込まれてゆくような感じを持っていた。宇宙の大きさはどこまで広がっているのか、端はあるのか、と考えてしまうときがある。そのようなことを考えるとまったく知識がないというより、ただただ不思議で気が遠くなってしまうから考えるのを止める。つまり死後の世界も、たれも見て帰ってきた人もいないし、分からない。あるんだかないんだか。確実なのは生まれたら死ぬ、と言うことだけだ。
または、死ぬということは、目に見えない幕が何処かにあって、もしかしたらすぐ側にあって、こちら側からあちら側に移ると言うことで、向こう側に行くと全く無色透明の存在になってしまう、のかな、とも思う。
死後の世界が上のほうに吸い込まれるような上下のイメージから、すぐ横の平行な場所にあるのかもしれない、などとも思う。
多分死んでしまたったら、自分と言うものは全く無くなって“無”となるのだろう。ただ其の思いというものは、その人のことを覚えている人がいる間はそこらへんをうろうろしているのかもしれない。
音楽、絵、詩、文学、とか、その人を強く感じられるものに触れ、感じ、られるものがあればその人は依然として生きている、ということだと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿