粘土をこねたり伸ばしたりは重労働だ。だが何で今まで粘土をこねたり伸ばしたりしてカップや皿を作ったりしてみたのだろう。焼き物には部屋の飾りとかオブジェとかより生活に役に立つものを作る、という考えが自然とあるのかな。どうしてか使えるものを作りたくなる。だが私に一番苦手なのは、役に立つものを作る、という方向のように思える。どうしようもなく全くの無駄なものを作るように向いてしまっている。
粘土で彫刻を作っているときは一切捏ねたり伸ばしたりの作業はしない。粘土をちぎっては形を作ってゆく。つまり役にも立たないものを作っている時は楽しくなり、元気になり、生き生きした気持ちで作業をしている。
いくら試作してもカップや皿は出来上がると気に入らない。オブジェのようなものが出来上がると勝手に自分で喜んでいる。
今は粘土をちぎっては少しずつ象って壷みたいなものを作っている。形になったら回りに貝、タツノオトシゴ、海草などを壷につけって、後で滅茶苦茶な色(釉薬)をかけて行こう、なんて思いながら嬉しくなっている。
夜中は満天の星だったが、朝7時半ごろは雲が棚引いていた
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