今朝は浜辺で拾った小さな流木をデッサンした。20分くらい歩けば太平洋の海に行ける。
初めてこの海へ行ったときは、あまりに砂浜の景色が味気なく驚いた。海だけ広がっているだけで、砂の色も黒っぽく海辺の景色の風情も何も感じられなかった。
きれいな貝殻も全く見つけられない。たまに海藻が横たわっているか、平たい貝殻のかけはし、流木などが打ち寄せられているだけだ。
今は絵が進まなくなると海まで歩き、風でうずたかく寄せられている堤防のようになった砂山を登って太平洋が見えてくるとあぁ海だ!と思う。そこに座ると果てしなく広がる海と空の青さの中にすっぽりと包まれ、神様の手のひらに抱かれているように感じられる。人間的な小さな気持ちからしばし解放される。
0 件のコメント:
コメントを投稿